みどころ:男子、女子、男女混合4x400mR

2019 / 05 / 10

世界リレーで3年連続優勝のアメリカが、金メダル有力候補として横浜に登場します。

◆男子4x400mR

アメリカの男子は手堅いものの、全員が世界リレー初参加の若いチームです。安定したリレー走者として近年活躍するマイケル・チェリ―は、2017年の世界選手権と2018年世界室内選手権での銀メダル獲得に貢献しました。

また両大会に同じく参加したフレッド・カーリーは参加者の中で最速の自己ベスト43秒70、ダイヤモンドリーグ優勝のタイトルを持ち、チームのスピードを強化します。

チームにはカーリーの弟マイリク、元NCAA 4x400mR(室内・屋外とも)勝者でU18・U20の世界メダリスト、そして天才スプリンター・ノア・ライルズの弟ジョセファス・ライルズ、また400m44秒43の400mポール・デデオもエントリーしています。

ボツワナは記憶に残るレースとなった2年前の2017年大会で、わずか0秒15の差で金メダルを逃しました。当時のチームからアイザック・マクワラ、オンカベツェ・ンコボロ、バボロキ・テベの3人がリベンジを目指し再びエントリー。まだ22歳という若さのテベは、すでにアフリカで2冠を手にし、またチームのベテランであるマクワラは33歳で昨年のコモンウェルスで優勝しています。

2014年と2015年で2位となったバハマは、400mの43秒87のバハマ記録保持者で今季4月に200m20秒04という強さを見せたスティーブン・ガーディナーが率います。しかしメダル獲得に必要なパフォーマンスには、比較的新しい顔ぶれの力が必要です。

世界チャンピオンの座にあるトリニダード・トバゴも見逃せません。ロンドンでアメリカの7連覇を阻止して勝利したチームのメンバーだったマシェル・セデニオとジェリーム・リチャーズもエントリーしています。

他には2015年銅メダルのベルギーも参加します。チームには2015年大会に出場したボルリー兄弟のディラン、ケビン、ジョナサンとU20世界チャンピオンのジョナサン・サクールがエントリー。

ポーランドもレースのカギとなり得るでしょう。昨年の世界室内選手権で金メダルを獲得したチームでの第一走者カロル・ザレフスキと同じくアンカーを務めたヤクブ・クシェヴィナが出場します。

◆女子4x400mR

これまでホームストレートでの激しい争いとなった世界リレー男子決勝と違って、女子ではアメリカが2014年は1秒53、2015年は3秒10、そして2017年には4秒92とだんとつの差をつけて勝っています。今回はチームメンバーが完全に入れ替わってるものの、十分な経験を備えており、金メダル最有力国です。

30歳のジェシカ・ビアードは4x400mRで3度の世界タイトルを手にしており、昨年400mで50秒18の自己ベストを記録。2016年オリンピック金メダルチームのメンバーで、世界室内選手権では2度金メダルを獲得したコートニー・オコロ、そして2017年世界選手権と2018年世界室内選手権で優勝したシャキマ・ウィンブリ―も経験豊富です。

2014年大会と15年大会に準優勝、そして17年に銅メダルのジャマイカが最も手強い対抗馬となりそうです。2018年コモンウェルス銀メダリストのアナスタシア・リロイが、オリンピックで2度銀メダルを獲得したクリスティーン・デイと、彼女とリオでチームメイトだったクリサン・ゴードン、そして400mHの強豪で2年前にジャマイカチームの第一走を務めたジャニーヴ・ラッセルから成るチームを率います。

ポーランドも強敵です。チームにはマウゴジャータ・ホルブ、イガ・バウムガルト、パトリツィア・ヴィシシュキエヴィチ、ユスティナ・シュエンテの昨年欧州で優勝した4人がエントリー。ホルブ‐コヴァリク、バウムガルト‐ウィッタンとシュエンテは、2年前の世界リレーでチームを銀メダルに導きました。

第1回世界リレーで銅を獲得し、その後も国際大会で常に上位5位を維持しているナイジェリアもメダル候補です。同じく2015年に銅、そして最近ではヨーロッパ室内選手権で準優勝したイギリスにも注目です。

インドと開催国の日本は先月ドーハでのアジア選手権でそれぞれ銀と銅を獲得し、今大会ではベスト5を目指します。

男子・女子ともに、4x400mの上位10カ国がドーハで開催される世界陸上2019への出場権を獲得します。

◆男女混合4x400m

2年前、17年大会で初お目見えとなった男女混合4×400mRが、センターステージに戻ってきます。前回優勝のバハマは出場しません。

バハマがいなくなり、これまで世界リレーで強豪の地位を維持してきたアメリカが、優勝最有力候補としてスタートラインに立ちます。しかしチームは国際大会での経験が浅いため、結果はまだ分かりません。

今年の世界室内ツアー優勝のネイサン・ストローザーが最も経験のある走者です。23歳の彼は昨年44秒34を記録し、コンチネンタルカップで3位に入賞。女子の注目選手は、2013年と2014年に世界ユースと世界ジュニア選手権でメダルリストとなったオリビア・ベーカーです。

一方、400m強豪のポーランドはかなり経験豊富なチームとなっています。世界室内選手権の4x400mR勝者で男子4x400mRにも出場するカロル・ザレフスキとヤクブ・クシェヴィナ、そして世界室内選手権で銀、ヨーロッパ選手権で金メダルを勝ち取ったパトリツィア・ヴィシシュキエヴィチがエントリーしています。

他にも勝敗を左右するチームがあります。

2年前に3位となったジャマイカ勢には、2016年オリンピック銀メダリストのジャボン・フランシス、そして2016年のU20世界チャンピオンのティファニー・ジェームスがエントリー。

ベルギーの希望は、リレーのベテランであるケビン・ボルリー、U20世界チャンピオンのジョナサン・サクール、そして今年のヨーロッパ室内選手権400m銀メダリストのシンシア・ボリンゴにかかっています。しかし、男女混合リレーは男子4x400mの直後に行われるため、どちらにも出場するボルリーとサクールがどれだけ早くリカバリーできるかがカギとなります。

Bob Ramsak for the IAAF

 

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@IAAFYokohama19
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11 - 12th May 2019