横浜を知る
おしゃれな異国情緒あふれる国際都市「横浜」
概要
横浜市は神奈川県の県庁所在地。人口は374万人で東京23区に次ぎ、2番目を誇る政令指定都市。全部で18の行政区に分かれている。東京の都心部からは南西へ約30km、関東地方の南部に位置する。
幕末から国際港として発展してきたため、異国情緒を感じられるエリアや、かつてはハマトラ(横浜トラディショナル)と呼ばれるファッションが流行するなど、おしゃれな港町のイメージがある。
気候
四季がはっきりし、1日の寒暖の差は小さく、1年を通じて穏やかな気候だが、6・7月(梅雨)と9・10月(秋雨・台風)に雨が多い。
世界リレーが行われる5月は平均最高気温が22.4度、最低気温が15.0度、湿度は70%と過ごしやすい季節。5月の平均降水日数は11.5日。
歴史
幕末まで小さな寒村に過ぎなかった横浜が発展するきっかけとなったのは、日米修好通商条約。この条約により1859年に横浜港が開港、外国人の居留地、税関などが整備された。
その後は貿易港として栄えると、大正時代以降は埋め立て地に工場が進出し、京浜工業地帯へと発展。横浜は工業港の性格も持つ、日本を代表する国際港湾都市となった。
中心部エリア
横浜の中心は観光客が多く立ち寄る「横浜駅」からJR「石川町駅」、みなとみらい線「元町・中華街駅」にかけてのエリア。
「横浜駅」は、JR・東急・京急・相鉄・市営地下鉄が乗り入れる大ターミナル。人の波が途切れることはなく、朝夕のラッシュ時は通勤通学客であふれかえる。駅周辺には百貨店などの大規模商業施設や飲食店が数多くある。
「桜木町駅」「みなとみらい駅」周辺は1980年代以降、開発が進められたエリア。70階建てで高さ296mの「横浜ランドマークタワー」や、国際会議場、展示ホール、ホテルからなるコンベンション・センター「パシフィコ横浜」が中心的な施設。他にも多くの商業施設やテーマパークが点在する。
「関内駅」「日本大通り駅」周辺は、神奈川県庁や横浜市役所など官公庁や、企業が軒を連ねるオフィス街。また、海岸に出ると「横浜港大さん橋」があり、国際客船ターミナルには大型の客船、クルーズ船が入港する。また、関内駅近くには「横浜スタジアム」「横浜文化体育館」などのスポーツ施設もある。
「石川町」「元町・中華街」は日本最大の「横浜中華街」の最寄駅。海沿いには「山下公園」があり、かつて太平洋航路で運航されていた日本郵船「氷川丸」が係留されている。「海の見える丘公園」も近く、港町の雰囲気が味わえる。
その他、JR「桜木町駅」西側の「野毛町」は多くの飲食店と動物園があり、大道芸の街として知られる。また、市営地下鉄「伊勢佐木長者町駅」周辺の「伊勢佐木町」は、歩行者天国があるショッピングの街として有名。
スポーツ
日本の玄関口として発展した経緯から、多くのスポーツが横浜から上陸している。1874年にはイギリスの船員が横浜で日本初のラグビーの試合を行い、1896年には日本初の国際野球試合が横浜で行われたとされている。現在、横浜市を本拠地とする主なプロスポーツチームは以下の通り。
・プロ野球:横浜DeNAベイスターズ
・サッカー「Jリーグ」:横浜F・マリノス、横浜FC、Y.S.C.C.横浜
・バスケットボール「Bリーグ」:横浜ビー・コルセアーズ